生活習慣病の兆候として最も分かりやすいのは、健康診断の結果です。
特に、コレステロール、中性脂肪、尿酸値で基準値を超えることが多く、他にもいわゆるメタボリックシンドロームになっている方も増えています。
これらは食事と運動といった生活習慣を変えることでほとんど改善するのですが、人はなかなか生活習慣を変えられないのも事実です。
ほぼすべての生活習慣病は動脈硬化とも関係しており、動脈硬化が進むことで脳卒中を引き起こすことになってしまいます。
現在の日本では、寝たきりになる原因の第一位が脳卒中で、意識はあるが半身不随になるなどご自身にとっても介護をするご家族にとってもつらい状況が続いていきます。
健康診断の結果は、毎年悪いと慣れて危機感が薄れていきますが、病気のリスクが減っているわけではありません。
一度、精密検査を受けておくことをお勧めいたします。
院長は、メタボ(メタボリックシンドローム)が医学界で注目される以前から、同症状に注目し自著『メタボリックシンドロームは誰にでも克服できる!(Dr.直子の予防医学アドバイス)』を発刊いたしました。以来、単なる対処療法としての治療でなく、予防医学の見地からきめ細かく専門的な治療を続けております。