専門性と総合力で皆さまをサポートします
ご本人の尊厳と、ご家族の負担軽減のために、できることがあります。
当院では、認知症の診断に伴い、介護保険の申請書類の作成を行っております。
病気によるもの忘れが怖いのは、ご本人が忘れていることに気づいていないということです。 もの忘れの自覚があり病院に行かれる方の多くは認知症ではなく、本当に認知症になっている方は、ご家族の説得でお越しになられます。 認知症はご家族を巻き込んでしまうのが大きな特徴で、自分の親から「あなたは誰?」と言われることや、場合によっては「あなたが私の物を盗ったんでしょう!」と疑われることもございます。 身を粉にして介護をされているご家族からしたら、こんなに悲しいことはありません。 当院には、親御さまをお連れになる方は珍しくなく、むしろそうやって身近な人から連れて来られない限り、ご自身では気づくことなく認知症が進行していってしまいます。 ご家族でもの忘れの症状が見られましたら、お早めにご相談にいらして下さい。
もの忘れは、アルツハイマー病・脳血管性認知症・レビー小体型認知症などの原因が考えられますので、まずは認知機能検査や血液検査で診断をすることになります。
また、脳腫瘍・正常圧水頭症・頭部外傷後遺症・てんかんなどが原因になっていることもございますので、検査センターでのCT、MRI、脳波検査も受けて頂きます。
認知症は、発症前であれば、発症しないための治療をすることができますが、発症後は進行を遅らせることを目指してお薬を飲み続けて頂くことになります。
また、人は頭だけで生きているわけではないため、全身の健康を保つことで認知症の悪化防止に繋がることもございます。
重要なのは、食事、運動、睡眠のコントロール。
当院では、これらの生活習慣を改善して頂くためのアドバイスもさせて頂きます。また、介護保険の申請書類の作成もいたします。